介護医療院で働きたい!
介護医療院は種類によって人員配置が異なります。入所者1人ひとりに寄り添い細かくケアしたいなら、人員配置が手厚いⅠ型がいいでしょう。介護業界全体が人手不足の状態のため、多くの施設で求人を募集しています。介護医療院はさまざまな経験が積めるとしてスキルアップを考えている人から注目が集まっています。介護業界が人手不足なのは需要に供給が追いついていないからです。求職者にとって有利な状況ですが、希望条件にあう求人を効率よく見つけたいなら自分にあった方法で求人を探すといいでしょう。
-
介護医療院にはⅠ型とⅡ型があり、それぞれ対象者が異なります。Ⅰ型には医療依存度が高く要介護度が重度の人が、Ⅱ型には容態が安定しリハビリが中心の人が入所していますが、Ⅱ型よりもⅠ型の方が人員の配置が手厚くなっています。ここでは職種ごとに人員配置を具体的に紹介します。介護医療院では医師が常駐していますが、手厚いケアが必要なⅠ型では医師の当直もあります。また、日常生活を介助する介護職の人員もⅠ型の方が多いため、より細かいケアができます。
-
通常の介護施設では身体介護や生活援助などが主な仕事です。介護職として技術を磨き、知識を積み重ねることはできますが、それ以外のスキルを身につけるのは難しいでしょう。しかし、介護職だけではなく医師や看護師、リハビリ職員や栄養士などさまざまな職種の人たちが一緒に働いている介護医療院では医療的なケアやリハビリの過程を間近で見られるため、介護以外の経験を積むことが可能です。ただし、通常の介護施設と仕事内容にそれほど差がないため、収入は一般的な介護職とほとんど変わりません。
-
介護医療院への転職を考えているなら、自分に合った方法で求人を探すのがポイントです。求人はいろいろな方法で探せますが、介護職の求人を探すなら人材紹介サービス(転職エージェント)、ハローワーク、求人媒体の3つがおすすめです。転職が初めての人や自力で転職活動を進めるのが難しい人におすすめなのは人材紹介サービスです。求職者の代わりに求人を探したり、煩雑な手続きを代行したりしてくれます。ただし、転職エージェントは多種多様にあるため、どれを利用するのかしっかりと見極めなければなりません。
-
全体の人口のうち高齢者が占める割合は年々増していますが、2030年には4人に1人が後期高齢者、という時代がやってくるといわれています。ですが、需要に対して介護職の数が追いついておらず、介護業界全体で人手不足の状態となっています。厚生労働省の職業安定業務統計によると、介護職の有効求人倍率は3.9倍でした。他の職種に比べて2倍近くの数値が出ていることに介護業界がいかに人手不足なのかが分かるでしょう。人手不足を解消するために、国は外国人の介護職人材を積極的に受け入れています。