医療・介護の新モデル「介護医療院」

介護医療院は新しい形の介護施設

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2018年に新設された新しい施設

2018年に新設された新しい施設

医療的なケアができる生活施設

介護医療院は2018年に新しく創設された介護施設です。2017年度に廃止が決定した介護療養型医療施設の転換先として期待されています。介護療養型医療施設から介護医療院への移行期間は2024年の3月までです。現在多くの施設が介護医療院に転換する準備をしています。
日常生活に必要な動作を自力ではできない要介護者に対する身体介護や生活支援だけではなく、日常的な医学管理や看取りケアなども提供しています。

2つのサービスを提供

病院のイメージが強い介護療養型医療施設からの転換ということで、介護医療院では医療的なケアも提供しています。「喀痰吸引」や胃ろう、経鼻経管栄養、腸ろうなどの「経管栄養」、「点滴」「在宅酸素」「褥瘡ケア」「薬の処方」「看取りケア」などを行っていますが、介護医療院は介護療養型医療施設とは違い「生活の場」であることを意識した施設です。また、介護施設でもあるため「食事介助」や「排せつ介助」をはじめ、「入浴介助」「レクリエーション」「機能訓練」といった日常生活に必要な「介護サービス」も充実しています。

専門職が常駐している

介護医療院では医師や看護師など医療の専門職が常駐して医療的なケアに対応しているため、入所者は最期のときまで安心して生活できます。介護医療院に勤務しているのは以下の職種の人たちです。
医療的なケアを提供するのは、診察や検査の指示、薬の処方や健康管理などを行う「医師」、医療的なケアや日常的な血圧・体温の測定といった健康管理、食事量の確認など行う「看護師」、医師の指示にもとづいて薬を処方し、薬がしっかり飲めているかなどを管理する「薬剤師」などです。
一方、介護サービスは介護職やリハビリ職員が中心となって行います。「介護職」は入所者5~6人に対して1人の割合で配置され、排せつ介助や入浴介助、食事の介助など、日常生活全般の介助が主な仕事です。「リハビリ職員」と一言でまとめられることが多いのですが、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といった国家資格を持った職員のことを指します。身体機能が低下しないように機能維持を重視としたリハビリをその人にあった方法で行います。
介護医療院には入所者の状態を把握しながらどのような介護サービスが必要なのか、施設サービス計画書を作成する「ケアマネジャー」も配置されています。入所者やご家族の相談にのりながら適切な介護サービスが提供できるように尽力します。
生活の場でもある介護医療院では食事も提供しています。これは入所者の状態にあわせた食事メニューを立案したり、食べやすい形で提供するために調理員に細かく指示したりする「栄養士」の仕事です。

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